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週に一度という習慣はなかなかつかない

勉強をするためには「習慣化」することが大切です。さまざまな習慣の付け方がありますが、勉強においてもっとも意味のない習慣が「週に一度だけ」という習慣です。

なぜ週に一度だけでは意味がないのかというと、「週に一度」という習慣では「日常」にならないからです。その勉強が何らかの「お稽古」であれば、週に一度でも妥当かもしれません。ただ、知識を習得するための「勉学」であれば、本来それは「毎日」であるべきです。ただ、「週に一度」だから習得できないかというとそういうわけではありません。たとえ週に一度しかその勉強に取り組まなかったとしても、その限られた時間にしっかりと学んでいれば、その「週に一度」の勉強は少しずつでも自分の頭の中に入ってくることでしょう。

ただ、「しっかりと学びたい」と考えるのであれば、やはり習慣化するのは「毎日」です。毎日、それもなるべく平日にするのがいいでしょう。むしろ、週末は「休む」というようなスタンスが必要かもしれません。平日と休日のメリハリというものは案外大切なものです。私たちはずっと働き続けることはできません。ONの日と、OFFの日があって、緩急がつけられてはじめてバランスがとれるのです。どれだけ忙しくても、どれだけ仕事が好きでも、休む時はしっかりと休んでおきたいものです。そのような生活のメリハリも、自分次第ではあります。「セルフコントロール」、つまり「自己管理」です。

今の時代、会社でなくても仕事の連絡は「メール」などで可能になっています。忙しくすること、休む間もなく仕事を続けることは、ある意味私たちにとって「美徳」とされていることかもしれません。私たち日本人は特にそのような風潮が強いようで、「忙しい人ほど尊重される」ということがあるようです。ですが、休む間もなく毎日働き通しで、疲れを取ることを知らず、やがて過労で倒れてしまうということではまったく意味がないのです。

平日は気を張って、休日はあらゆるしがらみから解放されて休む。そのようなサイクルをしっかりと実践できる人ほど、自分をうまく管理できる人ということです。そのようなサイクルの中に「勉強」を放り込むのですから、やはり勉強は「ON」の時に行うのがいいのではないでしょうか。休むときには何もせず、自分の好きなこと、休むことに集中し、ONの時には自分に課された責任、自分に課した責任を果たすことに集中することで、メリハリのある生活を送ることができるのです。

自分をうまくコントロールすること、休むときにはしっかりとリフレッシュすること、それが私たちにとって大切なことであり、自分で自分を「管理」するということです。社会人であれば誰もが求められる「自己管理」です。「管理」できればどのような勉強も計画建てて実践することができるのではないでしょうか。仕事も勉強も同じですが、「やればやるだけ」ではないのです。「出来る時に出来るだけ」進めることが大切です。自分に甘えるということではありません。「効率」を考えたいということです。仕事は社会的な責任で進めるものですが、勉強はそうではありません。ただ、その勉強によって得られる知識、得られるスキルによって、さらに社会貢献ができるのであれば、取り組む意味もあるというものです。

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